宮城道雄「ロンドンの夜の雨」を聞く

追記: 「宮城道雄『○○』を聞く」記事の目次です。

「春の海」「瀬音」に続いて、宮城道雄の作品を紹介する記事です。

今日は全国的な雨であったようなので、雨にちなんだ曲「ロンドンの夜の雨」を紹介します。二重奏曲であった「春の海」「瀬音」と違い、箏のみの独奏曲です。

音源は以下のものです(演奏者の映像つき)。テンポが速すぎる感がありますが、かなり巧みな演奏です。

「春の海」「瀬音」と同様、西洋音楽の三部形式(A・B・A’)に倣って作曲されています。時間は4分前後なので、前の二曲よりさらに短いのです。

なお、この曲にも作曲者・宮城道雄の自作自演があるのですが、音質が良くない上に、Aパートの冒頭が入っておらず、音源ではAの途中から始まっています。

音源/三部形式 A B A’
川原朋子 0:16~1:12 1:12~2:14 2:16~3:55
宮城道雄 0:01~0:45 0:45~1:50 1:51~3:43

作曲背景について。「ロンドンの夜の雨」の作曲年度は1953年です。「瀬音」が1923年、「春の海」が1929年なので、二曲よりかなり後です。宮城道雄は1956年に列車事故で亡くなったので、晩年の作品となります。

この曲にはエピソードがあります。宮城道雄がロンドンに滞在していた夜、窓から聞こえてきた雨の印象を元に即興的に作曲したものだそうです。作曲後、すぐに現地ロンドンのBBCで放送初演されました。

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宮城道雄「ロンドンの夜の雨」を聞く」への1件のフィードバック

  1. この曲はショパンの「雨音」やロッシーニの「ウィリアムテル序曲」の中の「嵐」をイメージしたのではと感じました。「嵐」ではいろいろな楽器によって稲光や雨、強風を表してますが、この曲においては琴一つで表しています。また「虫の詩」においても弾き方によって虫の声をイメージしています。目が不自由なのでイメージできたのかもと感じました。

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