『死に至る病』

自分なりに「死」について考える機会があり、キルケゴール『死に至る病』(岩波文庫)を読み始めました。岩波文庫の斎藤信治訳です。

この本は元々10年ほど前に買ったものでしたが、当時は読んでも意味が全く分からず、冒頭の時点で躓いてしまいました。

自己とは自己自身に関係するところの関係である、すなわち関係ということには関係が自己自身に関係するものなることが含まれている、──それで自己とは単なる関係ではなしに、関係が自己自身に関係するというそのことである。

(キルケゴール『死に至る病』)

冒頭部分の難解な箇所ですが、不思議なもので、今ではよく理解できるようになりました。哲学独特の文章の読み方に慣れたのか、思考力が鍛えられたのかは分かりませんが。

まだ読んでいる途中なのですが、絶望と自己自身に関する考察などは非常におもしろいと思う一方、キリスト者こそが絶望から救われるという主張を読むと、本当だろうか? と思わず疑ってしまいます。私は非キリスト者なので仕方ありませんが。

キルケゴールの文章はひねくれていて実に難解ですが、読むのがとても楽しみです。

追記: 2013年12月8日に、キルケゴール『死に至る病』冒頭を読解するという記事を書きました。相当に長い記事ですが、ご興味を持たれましたらお読みください。

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