流れとよどみ

2013年12月13日追記: 中島義道については、いくつか記事を書いています。ご興味のある方は、タグ「中島義道」からどうぞ。

大森荘蔵『流れとよどみ』(産業図書)を読んでいます。大森氏は(2013年10月20日の記事で紹介した)中島義道氏の大学時代の先生だそうです。

我々の日常生活にある風景や現象から叙述を始め、そこから哲学的思索をするという哲学的エッセイなのですが、これがなかなかおもしろい。疑問を抱く箇所も多々あるのですが、哲学を机上の空論でなく実生活のレベルで、しかも矮小化せずに語るセンスは見事なものです。日常生活にこそ哲学が潜んでいると述べる中島氏の原点を見る思いがします。

興味深いのは、中島氏が日常生活の中の倫理や悪を強調するのに対し、大森氏は心身問題や認識を重視している点(心身問題への関心が強いことは、大森氏自身が述べられています)。中島氏は大森氏から大きな影響を受けているのに、なぜこうした違いがあるのか。大森氏の著作を読みながら考えてみようと思います。

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