思想自身を知れ

ニコニコ大百科で記事を書くのが日課になっています。
なお、投稿が0時を過ぎてしまったので6日の記事になっていますが、5日の記事です。

「Philic」はRPGツクール95のゲームですね。あまり知られていませんが、とても完成度の高いゲームです。

「救星主伝説」は先日紹介したゲームです。

哲学の記事は、古代ギリシアの自然哲学者を書きました。

残りの自然哲学者を書き終えたら、ソフィストの記事を書きたいですね。

「暗い人」の思想

ヘラクレイトスについて調べる内に思ったことを書いておきます。

ヘラクレイトスというと、高校の「倫理」でも実はきちんと習いませんし(名前を覚えるぐらいでしょうね)、彼がどういう思想の持ち主なのか勉強しないはずです。

「火」とか「万物は流転する」とか「ロゴス」とか、このかけ離れた三つの単語だけ覚えても、彼の思想などまるで理解できないでしょう(事実、私がそうでしたが)。

なぜ、ヘラクレイトスの思想は分かりにくいのか?

著書が現存しない、という理由もあると思います。
事実、著書がほとんど現存しない古代ギリシアの哲学者は、その思想が極めて掴みにくいのです。

しかし、私はそれ以上に哲学者による安易な哲学的理解と、その受容にあったのではないか、と思うに至りました。

ニコニコ大百科の記事に書きましたが、ヘラクレイトスが「火=アルケー」と考えたというのは、アリストテレスが彼の思想を誤解(我田引水?)したものです。

「万物流転」の思想については、プラトンは確かにヘラクレイトスの思想をそう書きましたが、それは一箇所のみです。

むしろ、それとは別の思想を持っていると書かれている箇所が多いのです。

しかし、その一箇所が取り上げられ、後世の人は「ヘラクレイトス=万物流転」と誤解してしまいました。

こういう「○○=××の思想」という解釈は、分かりやすい分受け入れられやすいのですが、その思想家の多様性、真の意味を見失う恐れがあると考えます。

思想自身

古代ギリシアに限ったことでなく、神学者がスピノザ哲学を「無神論」と誤解したり、ヴォルテールがライプニッツの最善説を「楽天主義(オプティミズム)」と誤解したこともありました。

おかげで、スピノザ=無神論やライプニッツ=楽天主義といった間違ったイメージが広まってしまいました。

あと、ニーチェ=ナチズムという誤解とか、サルトルがハイデッガーを「実存主義」と呼んだ、という事案も(ハイデッガー本人はこれを否定していましたね)。

安易なレッテル貼りに流されず、その思想自身を理解するよう心がけたいものです。

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